【四大奇書 4】 『金瓶梅』 蘭陵笑笑生 1573-1620年頃刊行


『水滸伝』の「武松のものがたり」の中の一話「西門慶・潘金蓮殺し」を発展させ、むせかえるような愛欲の世界を描いた天下一の奇書『金瓶梅』。話は、中国の宋の時代、女たらしの商人、西門慶と色の道上手の潘金蓮のくだりから始まる。金蓮は夫の弟武松を口説いたり、夫を毒殺して西門慶の第五夫人におさまる奸婦…妻妾入り乱れる西門慶の屋敷で次々と起きる事件とは。(Amazon)

「四大奇書」とは、中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた四つの優れた長編小説のこと。「奇書」とは「世に稀なほど卓越した書物」という意味。明末の文学家 馮夢竜(ふう むりゅう・1574-1646)によって定められた。中国では清王朝中期になってから『金瓶梅』の代わりに『紅楼夢』を加えたものを「四大名著」と呼ぶようになり、「四大奇書」よりこちらの方が一般的なようである。