【世界十大小説 5】 『デイヴィッド・コパフィールド』 チャールズ・ディケンズ 1850年刊行


誕生まえに父を失ったデイヴィッドは、母の再婚により冷酷な継父のため苦難の日々をおくる。寄宿学校に入れられていた彼は、母の死によってロンドンの継父の商会で小僧として働かされる。自分の将来を考え、意を決して逃げだした彼は、ドーヴァに住む大伯母の家をめざし徒歩の旅をはじめる。多くの特色ある人物を精彩に富む描写で捉えた、ディケンズの自伝的要素あふれる代表作。

【ディケンズ,チャールズ】 1812‐1870。英国ポーツマス郊外の下級官吏の家に生れる。家が貧しかったため十歳から働きに出されるが、独学で勉強を続け新聞記者となる。二十四歳のときに短編集『ボズのスケッチ集』で作家としてスタートし、『オリバー・ツイスト』(1837‐39)でその文名を高める。他にも自伝的作品『デイヴィッド・コパフィールド』(1849‐50)など数々の名作を生んだ国民的作家。(Amazon)


「世界十大小説」とは、『月と六ペンス』や『人間の絆』などで知られるイギリスの小説家サマセット・モーム(1874-1965)が、その著書『世界の十大小説』(1954)の中で挙げた優れた長編小説のこと。